小網町短信

第11回 2014.4.28

映文連アワード2014

◆今年のポスターはタイポグラフフィー

8回目を迎える「映文連アワード2014」の募集が始まった。
今年も少し遅れてチラシ・ポスターが完成した。毎年ユニークなデザインで登場するポスターを待ち望んでくださる方々も多い。
今年のアワード2014のポスター図案はがらりと変わった。
一面に大きく「映文連アワード二〇一四」の文字がデザイン化されている。
デザインは、一昨年、昨年に続き、広告系制作会社の若手クリエーターのイシハラさん。
実はこの11文字は、いろいろな国の言葉から成り立っている。
その言語は、10数か国。どんな言葉かですって? それは、後でのお楽しみ。


毎年、その時々のテーマを掲げ、1年を通すのが「映文連アワード」。
創立60周年を迎えた昨年のコンセプトは「ORIGIN」、キャッチコピーは「ゆめまくひと」であった。
今年のアワードのコンセプトは「文化の力」。
そして、キャッチコピーは、「あらたな 物語が はじまる」。
このところ、隣国との関係は決して良好な関係とは言えず、何やら心配な雰囲気が漂う。
しかし、このような時だからこそ、国と国を越え、人と人がお互いに分かり合う、理解し合うことが大切ではなかろうか。
それをつなぐのは、「文化」。
「文化(=知)の力」を信じて、短編を発信していこう、という思いからである。


タイポグラフィーのように文字をコラージュしたデザインは、世界の人々とつながることをイメージしている。
言語は、日本語はもちろん、英語、韓国語、中国、タイ語、ロシア語、ギリシア語、グルジア語、タミル語、ベンガル語、モンゴル語・・・。
どこにデザインされているか、時間があったら、言葉探しにトライしてみてください。


61年めの映文連、8回目を迎えた「映文連アワード」。
この一年、すこしでも良い方へ向かって行けたらと願いつつ、また“あらたな物語”を紡いでいきたい。

事務局 kiyo

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