小網町短信

第13回 2016.10.16

映文連アワード2007

映文連アワード10周年を迎えて”

映文連アワードは、今年で10周年を迎えました。
一年一年、その年に制作された短編映像を募集し、応募のあった作品を審査し、受賞作品を決定し表彰する。そして、その選ばれた作品を皆さんに見てもらう、その積み重ねで、気がつけば、10年目を迎えました。ご応募頂いた製作者の皆さん、ご後援いただいた方々、審査や上映にご協力いただいた方々、本当にありがとうございました。

 

映文連アワードは、2007年に始まりました。
その2年前、主催団体の解散により「日本産業映画ビデオコンクール」が終了することになり、同様の企業映像を顕彰する映画祭がないことから、何らかの形で継承する事業スキームの検討が必要になり、今日的なメディア環境を踏まえて、新しい映像祭として出発することになりました。
 第1回は“小さく生んで、大きく育てる”ということから会員社を対象としてスタート、2008年の2回目からは、オープン化し、文部科学省と経済産業省にご後援いただき、両大臣賞を設け、短編映像業界のフラッグコンクールを目指して歩みを進めてまいりました。

 

その志は、マニフェストにも述べているとおり、「映文連アワード」は、映像コンテンツ製作者たちが集い、自らの仕事の未来像を「作品」への評価を通じて具体的に考え、自らの未来のために有効な新しい価値を発見することを目指す場であり、プロフェッショナルによるプロフェッショナルのためのコンクールとして機能してきました。
「映文連アワード」には、3部門あり、企業のアウター・ブランディング、インナー・ブランディングなどを目的とし、産業または企業文化を伝えるための作品を対象とする<コーポレート・コミュニケーション部門>、教養を目的とする作品や社会性のあるテーマを広く一般に伝えるための作品を対象とする<ソーシャル・コミュニケーション部門>、映像制作を志す個人またはグループが制作した自由課題の<パーソナル・コミュニケーション部門>を設けてまいりました。この10年間に応募された作品数は、1373作品に上ります。

 

今年の上映会は、映文連アワードの10年を回顧し、受賞した短編作品を一般の方々にも広く鑑賞していただこうと11月22日(火)・23日の2日間にわたり、特別上映会(ユーロライブ・IMAGICA第1試写室)を開催いたします。

 

映文連アワード10周年 特別上映会
「この10年 10のまなざし ~Ten years, ten views〜」

この10年はどんな時代だったのか。アワードの作品は、何を語り、何を伝えようとしたのか。そのメッセージは届いたのか。映文連アワードの10年を振り返りながら、技術の進化を超えた短編の可能性をみつめ、次代に繋ぐ節目としたいと思います。

 

10のまなざしは、Life(生命)、Ecology(生態)、 Science(科学)、 Development(開発)、Culture(文化)、Crisis(危機)、Others(他者)、Freedom(自由)、Peace(平和) 、Challenge(挑戦)。上映作品は、全部で33作品を予定しています。

 

プログラムは、10月24日に完成する予定です。
入場料は無料です。
どうか、この10年を見つめた短編映像を鑑賞するため、会場に足をお運びください。

事務局 kiyo

 

前の記事へ次の記事へ